るりかけすの空は

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Contrail『飛行機雲』 poetry reading on Youtube


先日のpoetry reading、Crossing Perspections 『交錯する視線』 から、シネイド・モリシーのContrail『飛行機雲』をYoutubeにアップしました。
思わず読みながら泣きそうになってしまうほど、何度読んでも心を動かされる大好きな作品です。



Contrail

Nightly now, insomnia lays its thumb
upon my forehead – an any how, Ash Wednesday cross.
Which, instead of insisting Thou Shalt Pass

to the Angel of Anxiety, hovering over the stairway,
beckons it in, at 3am, to unsettle me gently
with its insidious wings

Sometimes my mother and father.
Sometimes neither.
Sometimes childlessness, stretching out into the ether

like a plane


飛行機雲
Sinéad Morrissey/訳:Yasuhito Sato

今は夜毎 不眠が親指を
わたしの額に押し付ける どうにかして聖灰水曜日の十字を塗りつける
階段の上を漂う「不安の天使」に向かって

「汝去るべし」と言うかわりに
その天使を招きいれる 午前三時 その陰険な翼はそっと
わたしの心を乱す

ときには父と母
ときにはどちらでもない
ときには子供がいないことが 青天に伸びてゆく

飛行機みたいに
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by sorapis | 2013-06-29 22:00 | Music:聴く

夜の横断歩道


車通りも人通りもない夜の横断歩道を渡るのが大好きです。
これは、中央分離帯のあるような大きな道路で、街灯が比較的少ないこと、渡るのは私一人であることが前提条件です。

当事者しかいない横断歩道と聞いて私が思い出すのは、ビートルズのレコード・ジャケットであり、夜の横断歩道に限定すれば、子どもの頃に読んだ『ドラえもん』のマンガです。寝静まった夜の街を、のび太がドラえもんとねり歩くのですが、その時にのび太が言うのです。

世界が自分のものになったみたいだ、と。

最近、真夜中とは言わないまでも、夜も更けた大きな通りの横断歩道を渡るのですが、かなりの確率で人気の消えた横断歩道に遭遇します。横断歩道を歩きながら、さすがに世界が自分のものになったとは思わないものの(それは現実的な大人になってしまったということで、淋しい気もしますが…)、何ともいえない清々しくて、ちょっぴり切ない気持ちになるのです。

そして、人生はいつまでも果てしなく続くのではなく、あとは残りの人生をいかに生きるかということを考えながら、日常のあたりまえのことを、丁寧に生きていかなくてはならないな、と思うのです。

横断歩道というありふれた光景から日常性が消えた途端、不思議なことを考えるものです。でも、そんなタイムポケットから芸術は生まれてきたし、これからも生まれるのでしょう。
そんなことを、横断歩道にほど近いライブハウスから未来を夢見るミュージシャンたちが吐き出されて来るのを見て思うのでした。
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by sorapis | 2013-06-09 02:02 | Murmur:つぶやき

シンガーソングライターるりかけすの山と本とサブカルな日々の話。
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