るりかけすの空は

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08.12.28 ライブレポート「音の輪vol.5」

いよいよ2008年の歌い納め、8回目のライブです。

今日は、ずっとお誘いを頂いていたOxalis主催のライブイベント『音の輪vol.5』。
2008年も暮れになって、ようやく対バンが実現しました。
久しぶりのアイリッシュイベント出演ということで、アイルランドで作った曲や、大切にしているアイリッシュフォークのナンバーを歌わせていただきました。

会場は新宿サクトさん。
初めての会場というのは、楽しみな反面、独特な緊張感が伴います。
見事に道に迷いましたが、小劇場のような雰囲気が面白い会場でした。

『No rain, No rainbow』と『Song for Ireland』は、あおちん(Oxalis)のギター1本バージョンでお届けしました。
ピアノとは全く違う雰囲気で本当に素敵☆
何より歌に専念できるって最高です(笑)。
あおちん、ありがとう!!

そして、前回の朗読企画が好評をいただいたので、今回は『Song for Ireland』の朗読を私自身の訳と朗読でお聴きいただきました。
こうして訳したり朗読に取り組んでみて、この曲の素晴らしさを改めて感じます。いかんせん4番まであのテンションを保ち続けるのは過酷なのですが…(苦笑)。

最後の合同ステージでは、アカペラ4人組ユニットのTanto GutsさんとOxalisの3人、総勢8人で曲を持ち寄りました。
メジャー路線を外れたがる私は(苦笑)、渋くELEANOR McEVOYの『A Only Woman's Heart』を。
女性シンガーの方とステージに立つことがあったら、ぜひ一緒に歌いたいと思っていた曲です。
Hacoちゃんに低音を歌わせたら絶対素敵なはず!と思った私の予想は的中(笑)。
Tnatoさんのゴージャスなコーラスをバックに、気持ち良く歌わせていただきました。
エレノアの素晴らしさは語り出すとキリがないので、またの機会に(笑)。
彼女、本当にスゴいです。久しぶりのヒットでハマっています。

今回のライブは、北アイルランドのポートラッシュから、友人が短い来日中に駆け付けつけてくれたり、嬉しい出会いがあったり、本当に素敵な夜になりました。

ひとり大いに盛り上がってくれた然さんも(ステージからバッチリ見えましたってば…)お疲れ様でした。
君が風邪ひとつひくことなく頑張ってくれているおかげで、8回のライブをやり遂げることができました。

そして、復活後もこれだけの音楽活動ができているのは、会場へ足を運んで下さるお客さま、そして素晴らしい音楽仲間のおかげに他なりません。
もっともっと良い歌が歌えるようにこれからも頑張りたいと思います。

セットリスト

☆るりかけすステージ

1 雷鳴
2 インファント
3 手押し車
4 No rain, No rainbow gt. あおちん(Oxalis)
5 Song for Ireland 和訳朗読(訳、朗読:るりかけす)
6 Song for Ireland gt. あおちん(Oxalis)
7 Sweet Ra Stua

☆合同ステージ

1 A Only Woman's Heart
2 The Water Is Wide
3 You Raise Me Up
4 アイリッシュセッション(Jig3曲)
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by sorapis | 2008-12-29 04:30 | Report:ライブレポ

大丈夫であるように @渋谷シネマライズ

今月はベルリン・フィルに続いて、どうしても見ておかなければいけない映画があった。
しかし、前回同様、然がおとなしく映画に付き合ってくれるのかどうか。
あれは奇跡だったのかもしれない・・・と少々ビビる母。しかも連日満席だと言う。
とりあえず、今回も映画館に電話をし、了解を取る。

冷たい雨が降る中、開場を待つ人たちが列を作っていた。
私たちはご厚意で、最後列の通路側の席を確保してもらっていた。

この作品は、大好きな是枝裕和監督が(最も好きな作品は『ワンダフルライフ』(1999年)、『幻の光』(1995年))、やはり私にとっては唯一無二のCoccoの全国ツアーを共に旅しながら追いかけたドキュメンタリー映画。

映画が進むにつれ、私は戸惑っていた。
きっと感動して、終始泣いてばかりだろうと思って出かけて来たのだ。
それなのに、実際は心が痛くてたまらなくて、途方に暮れた気持ちになっていた。

彼女の歌に出会ったのは、10年前。
曲を創るなんてもちろん、カラオケすら無理なほど、人前で歌うことも考えられなかった頃だ。
でも、聴くことは好きだったし、くり返し聴く好きなアーティストだっていた。
それなのに、なぜか彼女の声に出会ってからは、他のどんな歌を聴いても「何か」物足りなく思えた。そのくらい、私にとっては圧倒的な存在だった。

休止前の歌に比べて、自由に飛び回り、きらきらと光っている曲たちを聴いていると、彼女はもっと楽に生きることができるようになったのだと思っていた。
「生きたい」とストレートに言えるほど強くなったのだと、勝手にホッとしていた。
しかしスクリーンに映し出される、あまりにひたむきで、刹那過ぎる生き方は、今でも痛々しいほどだった。
母になったこと、大切な人々の生死に立ち会ってきたことが、さらに素晴らしい曲を生み、そう言わせたのだろう。

そんな不器用なほど実直な生き方しかできない彼女を見て、自分の奢りや煩悩さが恥ずかしかった。そして、自分はそこまでひたむきになりきれないゆえの、彼女への憧れもどこかにあった。

どんなに力を尽くしても、力の及ばない、厳しくて苦い現実がある。
でも、この世界にはやらないよりやった方が絶対にいいことだらけなのだ。
行動を起こさなければ何も始まらない。
行動を起こしたことで、必ず次に繋がっていくのだから。
それなのに、私たちはなかなか腰を上げることが出来ないでいる。

「続けている人たちの強さを知ったから、歌い続ける」と語っていたCocco。
「続ける」ことほど大変なことはないと、私も思う。
継続する強さ。
弱くて小さい私は、歌うことだけでなく、あらゆることと葛藤してばかり。

いつ歌をやめる日が来るのか。
いい加減、やめるべきでないのか。
私が歌おうが歌うまいが、誰も影響を受けることもないであろうに、いつも漠然と怯えている自分がいる。
やめられるわけないのに。
歳を取っても、生活環境が変わっても、どんな形でも歌い続けていく強さが欲しい。
私の中から音と言葉が涸れてしまう日まで、歌い続けていきたい。
そしてどうか、彼女にも歌い続けて欲しい。
ずっとずっと私は彼女の音を待っているだろう。

苦しさと祈るような気持ちで映画館を出た。
冷たいけれど、やわらかい雨が降っていた。
ふと息子の顔を見ると、にっこり笑ってくれた。涙が出るほど愛おしく思えた。

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by sorapis | 2008-12-17 23:37 | Review:カルチャー

メープル風味に夢中!

…ってわけでもないんですけどね(笑)。

本物のメープルシロップは好きだけれど、メープル味とかメープル風味なんていうまがいものは苦手な私(抹茶も先に同じ)。

そんな私も「お、これは!」と思うメープルものを発掘!
発掘しなければならないほど、メープル好きでもないんですが…。

その1. たべっこどうぶつ メープルバター味
その2. MOW(アイスクリーム)メープル

どちらも、並々ならぬ美味しさ。
メープルがふんわり焦げた感じがシッカリ味わえます。冬にぴったり!!
一度ご賞味あれ。

今、MOWを食べながらウットリのるりかけすより。
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by sorapis | 2008-12-15 23:48

カラダの大掃除

冬らしい今日この頃。
皆さん風邪などひいていませんか?

年間を通してあまり風邪をひかない私も、12月は盛大にひどい風邪をひくことが多いような気がします。
この時期は手洗いうがいを念入り過ぎるくらいにしていたにもかかわらず、
今年も見事にひきました(涙)。

今日にいたるまでダラダラ1週間以上。
治ってくるかと思いきや、最後は腸炎に泣きました。
仕事に行けない、予定はキャンセル、やること山積み。
ワヤワヤしましたが、これもカラダにとっては必要な休息だったのかも。

今日は野口整体の山上先生の整体講座を受けて、帰り道には驚くほどカラダすっきり。
別人みたい〜!と軽くなった体で、いつもより遠回りして帰りました。
大変な風邪だったけれど、普段の不摂生やら何やら、カラダの大掃除をしてくれた感じ。
そう考えると、一概に風邪も敵視ばかりできないのかな。

とはいえ、やっぱりひけば辛い風邪。
元気が一番です!!
どうぞ風邪に気をつけて、楽しい年末年始をお迎え下さい。
おっと、その前に。
28日(日)はるりかけす今年最後のライブです!!
皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
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by sorapis | 2008-12-15 23:23

1歳児と映画館『ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて』

毎月1日は映画の日。
そうだ、そんなことすっかり忘れていました。

そんな1日、久しぶりにぽっかり空いたオフの時間。
オフと言っても育児にオフはないのですが、それはさておき、一日がかりの予定がないのは本当に久しぶり。
そうとくれば、今どうしても観ておきたい映画があったのです。

それは『ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて』。

126名の楽団員が、アジア6大都市をめぐるコンサートツアーを追ったドキュメンタリー映画です。
2年ほど前に『ベルリン・フィルと子供たち(原題:Rhythm Is It!』を観て以来、サイモン・ラトル(ベルリン・フィル主席指揮者)のファン。
この作品を10代、あるいは20代前半のうちに観たかった。そうしたら違った人生を歩けていたのではないかと思えるほど、出会えたことに感謝している映画なのです。
その監督トマス・グルベとラトルが再び組んだというのですから、観ないわけにはいきません。

実はこの作品、今年の9月のBelfast滞在中にBBCで放映されたものを観ていたのです。
でも、旅行中で家事の片手間に、アパートの申し訳程度のブラウン管テレビで観ていたに過ぎないので、ぜひ日本でも放映されないかと心待ちにしていたところでした。
まさか映画とは思いませんでしたが…。

ベルリン・フィルは先日来日しましたが、生で演奏を聴こうと思ったら、とんでもないチケット料金です。今の私には到底ムリ。
でも映画館なら、生にはかなわないとしても、かなり高音質の音でベルリン・フィルの演奏が聴けるのです。
そのため、オーケストラの音を堪能するには映画館に行く必要があります。

しかし、1歳児然はどうするか…。
まさか映画を観るために預けるわけにも行かず、映画館へ問い合わせたところ、あっさり許可が出たのです。

泣いたり騒いだりしたら、すぐに退場すると告げて着席。
映画の日とあって、月曜日の日中だというのに立ち見も出るほど。
親切な奥様が、最後部の通路側席を快く譲って下さいました。
客席の大半が楽器ケースを抱えている人か、スーツ姿のおじ様や品の良いおば様方。
この作品はベルリン・フィルの演奏を楽しみに来ている方も多いはず。子供の泣き声なんて許されません(苦笑)。

しかし始まってみればその心配も杞憂に終わりました。
予告編からスクリーンをしっかり見据える然さん。
本編が始まり、オケの演奏シーンでは満面の笑みで頭を振って(なぜか)タテノリ。
最近音楽が大好きで、音楽が流れてくると頭を振って、ヨコかタテかでリズムをいっぱしに取るのです。
拍手喝采のシーンになると、率先して拍手(当然ですが、映画館内で本当に拍手しているのは然だけ)。
その拍手以外の音は出すことなく、真剣にスクリーンを見つめたり、ウトウトしたり。
すぐに感極まって、涙をポタポタと落とし、鼻をすすり上げている泣き虫母さんを不思議そうな顔をして仰ぎ見ていました。

最近育児をしていて感じることは、子どもはまだ言葉が話せなくても、十分に雰囲気、声色などから言葉は分かっているのだということ。
だから、映画館へ向かう途中、これからどんなに素晴らしい音楽が聴けて、どんなに素晴らしいものが観られるのか、いっぱいいっぱい話しておきました(笑)。

団員の言葉ひとつひとつが、ラトルの言葉が。
どうしようもない位に突き刺さり、しみ込んできました。
これまでベルリン・フィルと言うと、世界最高峰のオーケストラ、高嶺の花のセレブ集団というイメージばかりが先行していましたが、楽団員個々は、ビッグネームの重圧と一個人の存在に悩み、葛藤する生身の人間なのだということを、痛いほど感じさせてくれます。
それぞれが一人の演奏家として素晴らしい才能を持ちながら、オーケストラの構成要素として突出することはできない。
そんなジレンマの中で苦しむ団員たちを乗せたベルリン・フィルという巨大な船を、ラトルが梶を取り、音楽は大洋へと漕ぎ出して行くのです。
映画は音楽が飛び立つ瞬間を垣間見せてくれます。
それは本当に感動に値する記録です。
生だったら息が止まるかもなぁ、なんて思いながら。

「私達はかつてみな変わり者だった。その我々がこうして受け入れられている」というラトルの言葉。
音楽家ならば向き合わずにはいられない圧倒的な孤独。自己との葛藤。
比較にもならないレベルでありながらも、物心ついた時から音楽と過ごしてきた私は、涙なしに見ることができませんでした。

R・シュトラウスの『英雄の生涯』6楽章になぞらえたアジア6都市。
映し出されるアジアの様相には、色々と異論がなくもありませんが、音楽のドキュメンタリーとしてはなかなかだったと思います。
来年3月にはDVDとして発売されるらしいので、多分買ってしまうだろうなぁ。

エンドロールが終わるまで誰も席を立たず、私も含めて映画の余韻に浸りました。
場内が明るくなると、お客さんは出口へ…向かわずに、然のところへやって来て、口々にお褒めの言葉をいただきました。今後の音楽英才教育についても沢山のアドバイスをいただきましたが、ごめんなさい、うちは英才教育とは無縁です(笑)。
いちいち笑顔で応えていた然。すごいなぁ、君は(苦笑)。

映画は数年無理だと思っていたけれど。
何とかなるものですね(笑)。
本当に素晴らしい時間を過ごしました。
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開演までの待ち時間にパチリ。
ちょっぴり緊張気味です。
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渋谷ユーロスペースのチケットブース前にて。
観賞後、とってもご機嫌?なご様子。
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by sorapis | 2008-12-01 23:52 | Review:カルチャー

シンガーソングライターるりかけすの山と本とサブカルな日々の話。
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