るりかけすの空は

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ビューティフルハミングバード

 歌モノのライブで、こんなにも感動できる日がまた来るなんて思っていなかった。8年前の忘れもしないMary Blackのライブ以来、いいな、上手いな、と思うアーティストさんはいた。いわゆる「名盤」と言える素晴らしいCDとの出会いもたくさんあった。でも、心が震えてしまうようなライブには残念ながらほぼ出会えなかった、と言ってもいい。
 それが今日、声を聴き、歌う姿を見、気が付いたらどうしようもないほど泣いていた、なんていうライブにまた出会えたのだ。
 CDもいい。でも、それをはるかに凌ぐ感動が、良いライブにはある。
 実際、彼らのCDは持っていたし、聴いてもいた。良かったからライブも予約したのだ。でも、こんなに素敵だなんて、どうして想像しえただろう。

 彼女の声が放たれた瞬間、もはや私はそこに居なかった。
のびやかに歌う彼女の姿は、見たことがないほど美しい楽器で、この世のものじゃないみたいだった。いつか想像の中でだけ見ていた歌姫。
 歌声に寄り添うような、あたたかくて素敵なギター。
 ふたりがステージを去っても涙が止まらなくて、しばらく隠しもせずに泣いた。

 定食屋で興奮を冷まそうとしたのだが、この私が(苦笑)ご飯もロクに喉を通らない。完全挙動不審。
夜も更けて、電車に乗ろうとしたら、ギタリストさんとご友人ががホームに。
…あぁ、憶えていてくれた(感涙)。束の間の楽しいおしゃべり。

 「私もがんばろう」なんて言うことすら恥ずかしくて憚られる。
 でも、私が「るりかけす」として歌っていたからこそ、彼らに出会えたのだ。
首を100回くらい洗って出直してこようと思った。

 彼らの名前は…
     ビューティフルハミングバード。
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by sorapis | 2007-01-23 23:48

JCVチャリティーフェスタを終えて。

JCVチャリティーフェスタ、無事に終了しました。
たくさんのお客様にご来場いただき、私も本当に嬉しく思います。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

セットリスト
 1 The Water Is Wide~アトリエ
 2 スキトオルカラダ
 3 それぞれのカタチ
 4 チイサキモノヘ 

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昨年5月に、このチャリティーライブを観た。
友人であり、『チイサキモノヘ』の作曲者であるKengo君が歌う「蒼音」を観に行ったのだった。
ライブを観ながら、いつかこういうライブで歌う曲を書きたいな、と漠然と思っていた。

その2週間後に、スウェーデン大使館でリトアニアのドキュメンタリー映画『地球に飛び帰る前』を観たのだ(写真)。
朝陽の中で静かに語る子供たちの表情が印象に残った。
光がとても美しいフィルムだった。
そのイメージが忘れられず、私は『チイサキモノヘ』を書いた。
その曲を、まさにこのチャリティーライブで歌えたことは本当に嬉しい。

 言葉が生まれるときは、感情の発露の如く、気持ちをぶつけて書き上げる。
そして、歌うときはわざと歌と気持ちの距離を置く。
  ・・・だって、泣いてしまうから。
でも、今日のライブの最中、ふとしたきっかけで、壁が崩れかけてしまった。
涙で喉が詰まって、声を出すことだけで精一杯。
音程もピアノもどう保っていいのか分からなかった。
まだまだ未熟だ。
そう思う一方で、壁を崩してくれるような「何か」が会場の中にあったのかもしれない、と思ったりした。
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by sorapis | 2007-01-21 23:39 | Report:ライブレポ

JCVチャリティーフェスタ


◆ JCVチャリティーフェスタ’07 -transparent feeling-
          「世界の子どもにワクチンを」

今、発展途上国では毎日6000人もの5歳にも満たない子どもたちが「ワクチン不足」のために亡くなっています。
JCVチャリティーフェスタは、「世界の子どもにワクチンを日本委員会」の活動支援を目的に活動してるNPO法人が主催するイベントです。
出演者・スタッフのギャランティーは発生せず、当日の売上・募金すべてを「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に届けます。

 JCVチャリティーフェスタHP http://www.jcvfesta.jp/

日時:07年01月21日(日)
    open15:30 start16:00
 ※るりかけすの出演は17:20頃になります。
場所:Art place 新宿 http://www.art-place.jp/
料金:前売 1000円/当日 1500円 共に1ドリンク別
 ※前売りと当日で料金が異なりますので、ご注意下さい。
  前売りご希望の方は、お手数ですが、私宛てにご一報下さい。

 友人のOxalisも出演します!意外にも初めての対バン、とても楽しみです。
 Oxalis http://oxalis-web.jp/

。○ るりかけすより一言。○

情報が溢れかえるこの社会で、
私たちは知らなければならないことをどれだけ知らないのでしょう。
・・・残念ながら、知らなさ過ぎると思います。
私たちには、目を逸らさずに知らなくてはいけないことがたくさんあります。

先日、ユニセフハウスへ行ってきました。
子供たちの作品に触れ、多くのことを感じて帰ってきました。
これはユニセフ親善大使のオードリー・ヘップバーンの言葉です。

   「子供より大切な存在ってあるかしら?」

「知る」ことは、今私たちに出来る大切な一歩。
JCVフェスタががそんな一歩になりますように…。
皆様のご協力、ご来場、心よりお待ちしています。
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by sorapis | 2007-01-15 20:00

子宮の響き

 自分のやっている音楽は一体何なのだろう…、と比べるものではないと分かりつつ、身体をすくめてしまいたくなるようなライブを観た。
 バンドをやっている頃からリズム隊(ドラムなどの打楽器やベースなども)が大好きだった私。ふり返れば、小学生3年生にしてマイスティックを持ち(しかも練習のしすぎで何本折ったことか…)、鼓笛隊で小太鼓を叩いていた。
「るりかけす」になってから、こういったリズム隊にご無沙汰だが、時々無性に求めてしまう。そんな時は、オシャレ系のパーカッション曲などではとても物足りない。和太鼓系がいいのだ。有名どころでは、佐渡の「鼓童」などを観に行った。
 そして今日観に行ったのは、伝統芸能 和太鼓集団「天邪鬼」。恥ずかしながら今日まで知らなかった。ある方を介して紹介していただき、チケットを手に入れた。
 開演から2時間、思考という思考が消えていた。本当に何も考えていなかった。むしろ、考えているヒマもなかったという方が正しいかもしれない。
 次から次へと押し寄せる音の波。骨のすみずみまで音が共鳴し、身体中が振動する。突き上げるようなビートは、自分のお腹の中から響いているのではないかと何度も錯覚した。言葉を失うようなグルーブに鳥肌が立つ。気付くと、涙が頬をつたっていた。
 目に映るのは、身体ひとつで太鼓に向き合い、ただひたすらに太鼓を打ち続ける18人の男女。機械が叩く音ではないから、各人の音はそれぞれに違う。それでも、いや、それだからこそ、魂を打ち込むかのような人々の姿が眩しいほどに美しかった。
 「子宮の響き」。そんな言葉が浮かんだ。子宮がどんな音を奏でるのかなんて想像もつかない。でも、不思議なことにそれ以外の言葉が思い浮かばなかった。
 人間が誕生し、言葉が生まれる以前から、リズムは生活の中に存在していたのだと思う。初めて聴くはずの響きを、私の身体は既に「知っていた」から。私だけではない。この太鼓の響きを聴く人は、皆何かを憶い出すからこそ興奮するのだろう。
 メロディーも歌もなしで、「音」はこれほどまでに人を感動させることができる。私はたくさんの「飾り」をつけて、どれだけの感動を紡げているのだろうか。 天邪鬼保存会の会長さんがおっしゃっていた。「皆様の心に何かを感じていただければ最高です」と。私も、聴いていただくお客さんに少しでも「何か」を感じていただけるように歌わなければならないと思う。
 どこの国においても、「トラディショナル」(伝統音楽)は魅力的だ。忘れてはいけないものが込められている。日本のトラディショナルも胸を張って世界に誇ることができる。
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by sorapis | 2007-01-14 23:00

眩しすぎる音楽

 バッハ=ブゾーニ版の『シャコンヌ』、いわゆる『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番』のピアノ版を聴くたびに、眩暈に近い感覚を覚える。
 初めて聴いたのは、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの演奏だった。モノラル録音であることを感じさせないほどの熱演であり、名演である。その後アレクセイ・ワイセンベルクなど様々なピアニストの演奏を聴いてきたが、やはりミケランジェリを超える演奏が私の中では存在しない。
 簡潔でありながら荘厳なヴァイオリンの原曲よりも、どちらかと言えば、ブゾーニ編曲のピアノ版の方が好きだ。ただし、それはバッハの音楽としてではなく、すでにブゾーニの音楽なのかもしれない。ミケランジェリの演奏を何度聴いたか分からないが、これは「神様の音楽だ」と思っていた。眩しすぎて、目をつむっていないと聴いていられない。こぼれ落ちるほどの音たちが、息もつかせずに空中で砕け散る。飛び散った音の破片がキラキラと降って来る。そんなイメージがまぶたに浮かんでは消える。素晴らしいのだが、呑まれてしまうと、息をするのさえ忘れてしまう。
 久しぶりにミケランジェリの名盤を引っ張り出す。眩しさは少しも色あせていなかった。それどころか、まともに受け止めるには歳を取ってきたな、などと思った(苦笑)。でも、一生かかっても弾けるようになりたい曲のリストに名を連ねたことは確かだ。
 
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by sorapis | 2007-01-13 01:07 | Review:カルチャー

るりかけすライブ @mona records

 初めてのmona recordsさんでのライブ。たくさんのお客さまにお越しいただき、感動の極みです。ありがとうございました!!
 余談になりますが、クツを脱いで演奏するって以前うかがった際に気付かなかったので、さすがにタイツじゃペダルがツルツルすべりそう!!、とクツ下を履いてしまいました(笑)。どうせ照明が暗いから気付かれないだろうと思ったら、とても明るかったですね(汗)。ワンピースにスニーカーソックス、相当カッコ悪かったのではないでしょうか。
 今日は新曲2曲を含む全6曲を演奏させていただきました。
 おなじみになりましたアイリッシュ・コーナーでは、かねてから演奏したかった「Thorn Upon The Rose」も歌えて嬉しかったです。むか~し、昔、JR東日本のCMで流れていたんですが、皆さんご存知でしたか?この曲では初の翻訳にも挑戦しました。詩を訳すというのは難しい作業なんですね。朗読する以上、聴いていてリズムが耳に心地よく、そして簡潔で分かりやすいことが求められると思います。簡潔でありながらも、あくまでも詩なので文学的な響きも持たせたいですし。大好きだった詩ですが、さらに好きになりました。
 新曲は、友人の結婚に寄せて作った「アトリエ」と(彼女は素晴らしいイラストレーターさんです)「スキトオルカラダ」。結婚式に引き続き、ご本人を目の前に歌えて光栄でした。こうしてあっという間に今夜のライブも過ぎていきました。
 これからも色々な場所で歌っていきたいと思います。お越しいただいた皆さま、モナレコードのスタッフの皆さま、本当にどうもありがとうございました。未熟者ではございますが、これからも何とぞよろしくお願いいたしjます。

。○。セットリスト。○。

1 あこがれ
2 カナリア
3 アトリエ(New)
4 チイサキモノヘ
5 Thorn Upon The Rose
6 スキトオルカラダ(New)
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by sorapis | 2007-01-11 23:59

ひき肉と温野菜たっぷりグラタン

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 本日は下ごしらえから気合い入れて、ひき肉に温野菜がたっぷりのグラタン。
小さなオーブンが手に入って、嬉しくて色々なメニューに挑戦中。
昨日食べたシェパーズパイ(ひき肉の上にマッシュポテトを重ねてオーブンで焼いたもの)が美味しくて、それをも心ゆくまで食べたい!!と思ったのがキッカケであったりする。単純な私。
 しかしマッシャー(じゃがいもをマッシュポテトにする調理器具)がなかったため、その大きさだけでワクワクしてしまう(謎)耐熱皿にバターを塗り、茹でたポテトをしきつめる。
 つぶしたニンニクにタマネギとひき肉を炒める。おぉ、たまらなく良い匂い。隣りではブロッコリーが湯だち、空いたフライパンでさらに赤ピーマンときのこ類を炒めてコンソメをまぶす。
 じゃがいもの上にひき肉、ブロッコリー、赤ピーマンを重ねる。その上に濃縮コーンスープを牛乳でのばしたものを流しいれ、溶き卵をかけ、たっぷり過ぎるくらいのパルメザンチーズを削りいれ、パセリやらタイムを散らす。ここで食べてしまいたい衝動に駆られるが、グッとこらえて250℃のオーブンへ。20分で素敵な焦げ目がついて、出来上がり。
 大皿から取り分けて食べると、気分はすっかりパーティー気分(でもグラスの中はぶどうジュース)。グラタンのお供は、きのこのコンソメスープにオリーブオイルをたらして。…あぁ、シアワセ。
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by sorapis | 2007-01-08 23:58

スコーンでお茶を。


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こんな雨の日にはお菓子作りを。
ということで、本日はレーズンスコーン。
スコーン型もオーブンシートもないので、タネを手で丸めて、オーブンシートの代わりにアルミホイルを代用。15分もすると、部屋中に香ばしい匂いが満ちていく。
 焼き立てのスコーンに濃く淹れたミルクティー。ラズベリージャムとハチミツを添えて。15個も作ったのにふたりで完食!!保存食も兼ねたつもりだったのに・・・。
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by sorapis | 2007-01-06 20:14

今年のお正月

何をしてたかって…。
1/1夜は明け方まで「MONSTER」(浦沢直樹)を8巻まで読み、2日深夜は実家から持ち帰った残りの10巻を明け方5:30まで読みふける。※私の実家はマンガ喫茶のようだ。素晴らしい(笑)。
久々に何もかも忘れてどっぷりとマンガにハマった。我が家から会話が消えていたお正月(苦笑)。シアワセだな~、こういうの。
すごい…、深かった。そういえば、浦沢氏のマンガはYAWARAを読んでいた中学生以来。あの頃が懐かしい。所有者の妹からは「20世紀少年」も面白いとのこと。
ちなみに説明するまでもないけれど、MONSTERとはマンガです。
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by sorapis | 2007-01-02 23:15

お雑煮。

あけましておめでとうございます。
今年も、るりかけすをどうぞよろしくお願いいたします。
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さて、本日のテーマはお雑煮。
地域によって、お雑煮の中身も味付けも異なることは有名である。一度全国各地のお雑煮を片っ端から作ってみたいと思っている。
おととしのお正月から、各地域のお雑煮レシピを集めては美味しそうだと思うものを作っている。ちなみに実家のお雑煮は関東北部(熊谷以北)のものだと聞いている。大根、人参、小松菜などをしょうゆベースで煮込み、餅を焼かずに入れてさらに煮込む。当然のことながら餅は溶ける。出来上がってからも、冷めないように石油ストーブの上でぐつぐつと煮え続けているので、さらに溶けてゆく。
「お餅3個!」と言ってみても、実際にお椀の中に原型をとどめているのは1個半ほどである。人からは気持ち悪がられるが、餅の溶けたドロドロの液体もなかなかに美味しい。また、京都出身の祖母が作ってくれた味噌ベースに丸餅が入ったお雑煮も好きだった。
 しかし、それまで私が口にしたお雑煮には鶏肉が入っていなかった。ほとんどのお雑煮に鶏肉が入っていることを知り、鶏肉好きの私としてはマイ雑煮レシピを作るしかあるまい、と思ったのだった。
 入っている具は今までの中で最もシンプルだったが、今年のお雑煮が一番美味しかったのではないかと思う。大根、人参、菜っ葉をだし汁で煮込み、しょうゆ等で味付け。酒をふった鶏モモ肉を入れてていねいにアクを取りながらさらに煮込む。最後に焼き餅を入れて完成☆
 うす味くらいがちょうどいい。鶏肉のだしも出て、何とも言えず美味しかった。お正月だけと言わず、普段でも作りたい一品である。
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by sorapis | 2007-01-02 22:33

シンガーソングライターるりかけすの山と本とサブカルな日々の話。
by sorapis
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