るりかけすの空は

カテゴリ:Review:カルチャー( 24 )




映画 'Suffragette'

よく好きな映画のことを聞かれるので、今日は映画のお話。

私の場合、寝食を惜しんでも時間を厭わないのが映像観賞なので、歳を重ねるだけ観てきた映画の数は降りつもってきましたが、特別な映画というのものがあります。
好きな映画は何十回でも観ますし、BGM代わりに流してもいます。
しかしながら、いきなり好きな10本を選べと言われても語り尽くせないので、今回は3人の女優さんに視点を当てて、最後に今秋公開の映画についてご紹介したいと思います。

・Carey Mulligan(キャリー・マリガン)
逆立ちしても忘れられないインパクトを残してくれた『わたしを離さないで』(2010)で主人公のキャシーを演じています。
『プライドと偏見』(2005)のキティ役ではあまり気付きませんでしたが、こうして思い返してみると彼女の映画デビューとなるこの作品でキーラ・ナイトレイと既に共演していたのですね(キーラは『私を離さないで』のルース役で出演しています)。
そしてまだこの素朴さを残しながらもとても光った演技をしていたのが、2007年の『マイ・ボーイ・イズ・ジャック』。第一次世界大戦で若くして戦死してしまう、キップリングの息子役をポッターのダニエル・ラドクリフが演じたドラマで、妹役を演じていました。
そして最近では、『華麗なるギャッツビー』(2013)のデイジー役で人間とは思えない美しさを醸し出していました。一体この女優さんはどこまでキレイになるのかしら、と思ったほどです。
逆にキーラ・ナイトレイはどんどんやせてしまうので、どうかもう少しふっくらしてくれた方がきれいなのになぁ、と(それこそ『ラブ・アクチュアリー』の頃くらい)思うのですがいかがなものでしょう。

・Helena Bonham Carter(ヘレナ・ボナム・カーター)
私の英語の基本は彼女です。
見た目はいつの間にか(というか最初からかもしれませんが)、魔女と言えなくもありませんが(苦笑)、あの声は音楽を聴いているようだと思ってしまいます。
まず、先日の記事でも触れた『眺めの良い部屋』(1985)に主演しています。
もちろんリアル・タイムでは観ていませんが、観賞後これほど幸せな気持ちになれる作品は他に知りません。余談ですが、手持ちのペンギン版のA Room of View(E. M. Fosterの原作本)の装丁は限りなく可愛いです。
この作品はヘレナだけではなく、周りの役者陣が本当に素晴らしい。
ただ、ヘレナは『眺めの良い部屋』以降も数え切れないほど多くの作品に出演しているのですが、残念ながらものすごく印象に残る作品が少ない。
というのも、ヘレナはヘレナなのです。
本人の独特感が強過ぎるというか、何かの役に見えるのではなく、「ヘレナ」に見えてしまう。
やはりあの毛量が原因ではないかと…(失礼)。
『フランケンシュタイン』(1994)では天使のようなエリザベスのはずが、どうにも怪物と同じくらいに怖いぞという異彩を放っていますし(結局、原作とは違って死後怪物になっちゃうんですけどね)、『ハワーズ・エンド』(1992)だって、『キングス・スピーチ』(2010)だってアカデミー助演女優賞を取るほどの演技をしていたはずなのですが、どうしてもヘレナの顔に目がいってしまうし…(もう一度くり返しますが、私はファンなのです…一応)。
むしろ、『ビッグ・フィッシュ』の魔女役とか、ハリー・ポッターの役などの方がしっくり来るような気がします。

・Meryl Streep(メリル・ストリープ)
年齢がガンガン上がってきました(笑)。
3人目はあのメリル・ストリープです。
特別好きなわけではありませんが、私のベスト5に入る映画『めぐりあう時間たち』(The Hours, 2002)に出演しています。
この作品については批評的に書けば止まらないほど色々と書くことはありますが、10年に渡ってことあるごとに観返しては救われてきた作品、とだけ書いておきます。
大抵の邦題に納得がいかない私ですが、この『めぐりあう時間たち』に関しては、すばらしいと感服しています(偉そうですみません)。
原題にはまったく含まれていないのに、すぐに「愛」だの「最後の」だのといった邦題がつくので、いつぞやは配給会社の方に「それはないでしょう」とまで申しあげてしまいましたが、その観賞層の大半を占めるご年配の方々に観ていただけるようなタイトルでないといけないのだそうです。
でも「愛」だの何だのと書けばご年配の方に観てもらえるという考えは、あまりにご年配の方々の足下を見てはいないのでしょうか。

話が脱線してしまいましたが、この3人が出ている映画Suffragette(サフラジェット)が今年の10月に公開されます(日本公開はいつになることやら)。
これだけ役者がそろった作品である上、Suffragetteに関しては、昨年さんざん読んだり観たりしてきたテーマであるだけに、どう描かれるのかが気になって仕方ありません。
(サフラジェットについてはきっとwikiにあると思うので説明は割愛します)

ちなみに山に引きつけていえば、19世紀後半から20世紀にかけての女性登山家にはサフラジェットが多く存在していました(特にアメリカ。イギリスではそうならなかったのですが、そのお話しはまた改めて)。
当時、まだ男性が主流だった登山という世界に女性が進出すること自体が、女性の解放運動に繋がったことは想像に難くはありません。

それにしてもエメリン・パンクハースト役にメリル・ストリープとは。
いや、案外はまり役なのかも。
とにかく楽しみです。



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by sorapis | 2015-05-16 01:17 | Review:カルチャー

山に向かう理由(わけ)― 93 Milion Miles

息子がいつか巣立って行く時に贈りたいと決めている曲があります。

それはJason Mrazの93 Million Milesという曲です。
まず冒頭のくだりでやられました(笑)。

93 million miles from the Sun
people get ready get ready
'cause here it comes it's a light, a beautiful light

だって、私が山に向かう理由と重なったから。
私は、どちらかといえば、「登山」そのものが好きなわけではないと思います。
出る理由がなければいくらでも家にいられるし、身体を動かすことが好きなわけでもありません。それなのに何に変えても山へ向かうのは、見たいものがあるから。
見たいものが山にあって、それを見るためには歩くしか手段がないから登る。
突き詰めると大層な理由などなくて、こんなシンプルなことなのです。
かつて働いていた書店で石川直樹さんをお呼びしてイベントをした時に、石川さんもそんなことを仰っていました。

息子が0歳の時から合計したら9ヶ月近い時を、 一緒に旅してきました(そのほとんどが山かムーアですが)。
だから、大人になって「もうどこにも行かない」と思うのか、
やっぱり世界中を見てみたいと思うのか、私にはわかりません。
でも、きっと近い将来、今度は自分だけの世界を見に行くのだと思います。
その時にはこの歌を贈ろうと決めています。

>母さんが言ってた
>「あなたはこれから遠くで生きていく
>正しく生きてさえいれば
>あなたが生きているその場所を好きになるはず
>でも 覚えていて
>どこへ行こうと いつでもうちへ帰っておいで」って

母さんは、両手広げて待ってます(笑)。



93 Million Miles

93 million miles from the Sun
people get ready get ready
'cause here it comes it's a light, a beautiful light
over the horizon into our eyes
Oh, my my how beautiful
oh my beautiful mother
She told me, "Son in life you're gonna go far
and if you do it right you’ll love where you are
Just know
that wherever you go,
you can always come home"

Ohh…ohh…ohh…
Ohh…ohh…ohh…

240 thousand miles from the Moon
we've come a long way to belong here
To share this view of the night, a glorious night
over the horizon is another bright sky
Oh, my my how beautiful,
oh my irrefutable father,
He told me, "Son sometimes it may seem dark,
but the absence of the light is a necessary part.
Just know,
you're never alone,
you can always come back home"

Ohh…ohh…ohh…
Ohh…ohh…ohh…

You can always come back…back…

Every road is a slippery slope
There is always a hand that you can hold on to.
Looking deeper through the telescope
You can see that your home’s inside of you.

Just know,
that wherever you go
no you're never alone,
you will always get back home

Ohh…ohh…ohh…

93 million miles from the Sun
people get ready get ready
'cause here it comes it’s a light, a beautiful light
over the horizon into our eyes…
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by sorapis | 2015-04-17 00:54 | Review:カルチャー

SHERLOCK!!


あぁ、もうどっぷりとハマってしまいました、SHERLOCK(笑)。
言わずと知れた、カンバーバッチがiPhone駆使して早口でまくしたてる、BBC放映の『シャーロック』です。
ハマったのは昨年12月末のことですが、元々4年近く前からDVDは持っていたのです。
なぜか、当時大好きだった『MERLIN(マーリン)』(ライブのMCで何度か力説しておりましたが)のDVDを購入する際に同時購入していました。
なのに、「うーん、シャーロック・ホームズか〜。しかも早口過ぎて英語が聴き取れない…」と放置していました(じゃあ何故買ったのか、自分でも覚えていないのですが)。

それが、半年ほど前にWhite Colorというドラマを観てから、犯罪モノもストレス解消に良いわよね〜と思うようになり、昨年の暮れに何となく観てみたわけです。
そして、もうこれを聴かずしてどうするというくらい愛聴する毎日です(観られないので)。

で、誰が好きかと言うとジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)と、ジム・モリアーティー(アンドリュー・スコット)に首ったけなのですが、それ以上とも言えるのがこの脚本も担当しているマーク・ゲイティス。
マークはシャーロックの兄役のマイクロフト・ホームズも演じています。
で、マークについては League of Gentlemanというハチャメチャなコメディ時代からそれはもう好きで、まさかこんな形で再会できるとは思えませんでした。
彼は本当に天才だと思います。
←脳みその構造を見られるのなら見てみたい人の一人。
さらに、レストレード警部役の役者さんは、私の最も敬愛する映画の5本指には入るA Room with a View(邦題『眺めの良い部屋』)で、主人公ルーシー(若き日のヘレナ・ボナム・カーター)の弟フレデリックを演じていて、ものすっごい可愛い男の子でした。
それがすっかりおじさんになっていたので(当り前)、気付いた時は画面の前で思わず絶叫しましたが(苦笑)。
うーん、でも主人公のカンバーバッチも彼しか考えられないし、モリー・フーパー役のルイーズ・ブリーリーは見れば見るほどキュートで大好き。

何だかもう大好き全開で、長い通学時間はいつも音声だけ聴きながらニヤニヤしています。
ゼミには先日ロケ現場を観ていらっしゃった先輩がいらっしゃって、大いに興奮させていただきました。
好きなものがあるって幸せだなぁ。

さて、同じくかなり前に買ってまだ観ていないのが『ダウントン・アビー』。
シーズン1までは観賞済みですが、DVDはUK版なので、早々にシーズン4まで持っています。
早く続きが観たいけれど、恐らく続きは夏休みになるだろうなぁ。

いつまでも逃げていないで、Raymond Williams読みます(汗)。
(あああああ、まだ10ページ近くある…涙)
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by sorapis | 2015-04-10 00:59 | Review:カルチャー

Meet the Superhumans by channel4

2012年の夏、時はロンドン・オリンピック真っ最中、私はフランスのとある小さな村でこの映像を観ました。

何を感じ、どう思うのか。
人それぞれだと思いますが、私は「素直に」勇気をもらいました。
Channel4が制作したパラリンピックのプロモーションです。

残念ながら埋め込みコードが無効なので、ご覧になりたい方は下記の「こちら」をクリックしてください。

こちら
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by sorapis | 2015-04-07 03:20 | Review:カルチャー

Thanks a million, Jason Mraz!!!!

こういうライブってものすごく久しぶりです。
来日を知ったのは、とうの昔にチケットが完売した後のこと。
ヤフオクなどを見ても高い、高い。
あぁ、これはダメだ、と時々チケットサイトを見てはため息。

しかし、日程も迫ったある日のこと。
国際フォーラムAホールのような大きなホールにあって、前から9列目という素晴らしい席をほとんど定価と変わらない値段で発見。
もう嬉しくて、ドキドキして、速攻入札させていただきました。

ライブはこちら。(会場で撮ったポスター)
Jasonの禅のポーズっぽいのがどうにも微妙なんですが、気にしない、気にしない。(欧米圏に行くと、見知らぬ人からこういうポーズで拝まれる確率高いですよね?…って私だけ?)

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Jason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)です。

全曲すべて歌える私もも私なんですが(笑)、好きな曲をすべて歌ってもらえて、ああ感激。

彼の女性受けしそうな歌い方とか、最近のエコっぽい感じとか、ちょっと前までだったら「ありがち」という一言で片付けたと思うんですが、ギター片手にスタジオで一人歌っているビデオからライブ映像からはまり、「こんなに気持ち良く声を出せるんだ!」って歌い方の大きなヒントをもらいました。
自分的につっかえていた部分が、彼の歌い方・表現する姿を見てぽろりと取れました。
出ないと思っている音や声がストレスなく出せるんです。
理屈では分かっているのに越えられなかったことが、誰かの歌い方を見てすっと腑に落ちた不思議な体験でした。
そういえば、私はまだチェックしていませんが、確かX-FACTOR(アメリカのオーディション番組)でJasonが出場者にギターを教えるのがものすごく上手かったと友人が話していましたが、すごく分かります。

ライブに行って、この先これでしばらくは生きていける、って思えたライブは十数年ぶりといっても過言ではありません。
やっぱり音楽の力はすごい!!
そう思いながら、ひとりうっとりと帰った11月の夜更けでありました。

追伸:Jasonも言っていましたが、この時期の季節とエアコン暖房による乾燥は半端じゃありません。特にお店のエアコンによる暖風(時に冷風)は本当に喉を痛めるので、皆さんどうぞ喉の保護をしっかりと。
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by sorapis | 2014-11-20 02:04 | Review:カルチャー

お腹の空く映画

お腹が空く映画というのがある。

ずっと、ずっと観ようと思いながら先延ばしになっていた映画、
『青いパパイヤの香り』。
観た方も相当多いかと思われますが。

なぜだろう。
別に『ノルウェイの森』が映画化されたからというわけではない。
(青いパパイヤとノルウェイの森は同じトラン・アン・ユン監督)
月に10本以上観続けているこの10数年来、観る機会を逃し続けて来た。

貴重な時間にちょっぴり罪悪感を覚えながら
借りたままにするわけにもいかず観ることにする。

あっという間にその世界に引き込まれて、
思わずぽーっとして手元のタンブラーをこぼしてしまったほど。

夢を見ているようで、
とても懐かしいような。
汗の匂いとパパイヤの青臭さが鼻の奥をくすぐる。

何て美しく、
何て官能的で、
何て美味しそうなんだろう。

五感をフルに刺激され、うっとりしてしまった。

そんな御託はとりあえず、
次々と出て来るベトナム料理、
みずみずしいパパイヤを削ぎ落とすシーンにお腹は即反応。
(個人的にはパパイヤサラダは、レモンを絞って輪切りの唐辛子を入れたナンプラーをかけるのが大好き)

自然と笑顔になっている自分に苦笑し、
いつのまにか涙を流している自分に気付く。

ありえないおとぎ話なのかもしれないけれど、
観終わった後には極上の幸福感で満たされる作品だった。

それにしても、可愛い顔した小学生のいたずら小僧。
ホントに男の子ってどうしてこうなんだ。
何度も大きくうなずいてしまい、
夢の世界から現実に引き戻してくれた(苦笑)。

そうだ、友人がやっている大好きなベトナム料理屋さんmaru cafeへまた行こう。

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by sorapis | 2011-06-01 01:18 | Review:カルチャー

負け犬の意味

 「負け犬の意味を知ってるか?」
 「・・・。」
 「負けるのが怖くて、挑戦しない奴らのことだ」

先月観た、『リトル・ミス・サンシャイン』。
破天荒なじいちゃんが、
リトル・ミス・サンシャイン(ミスコンのお嬢ちゃま版です)の決勝を目前にして
怖くなってしまった孫娘へ遺した言葉。

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すべての登場人物があまりに良い味を出していて、
あまりにも色使いが美しくて、
ずっと笑い泣きしていた気がする。

負け犬、くそくらえ。
空は青いぞ、がんばろう。

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photo by rurikakesu
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by sorapis | 2010-11-20 04:42 | Review:カルチャー

sneeuw

ある人の印象をコラージュで表現するという制作に取り組んだ。
お会いして1日目。
個人的なお話はほとんど聴いていない。
話し方、表情、声のトーン。
そして、彼女がまとう空気感。

そういう時、ふっとイメージが湧く瞬間がある。
理由はない。「感じる」ことがすべて。

カーペットのように広がる鮮やかな紫色のヒース。
白い塗り壁に、様々な形をした木枠のドア。
夜の中にぽっかり口を開けたドアの奥には暖炉のある居間、
その奥に何重にも続いていく扉。
そして、sneeuwの洋服。
胸には黄色い可憐な花がある。

そんなsneeuwを彷彿とさせた素敵な彼女。
でも、今回はそのsneeuwのお話。

sneeuwはオランダ語で「雪」だそうだ。
「スニュウ」という音が、眠ってしまいたくなる心地良い響き。

clean & humorをブランドコンセプトに掲げたsneeuw
このsneeuwのデザイナーさんの聖子ちゃんが
これまた雪のように透明で素敵な子なのである。
(名前にも「雪」がついているからこれまたびっくり)

10月の半ば、そんなsneeuwの次期コレクションへ出かけた。

美しい曲線とか、色使いとか、ポッケの付き方とか。
どれも聖子ちゃんそのものって気がする。
ふうわりして女の子らしいのに、決して甘すぎない。

それにしても、試着をデザイナーさん本人に見られるって
ものすごく恥ずかしいものなんだ。

それでも迷いに迷って、
私に「おいでおいで」をしてくれた1着を選ぶ。
全部欲しいくらいだったけれど(笑)。

ライブの衣装を作ってもらうと約束してから、
あっという間に2年近くも経ってしまった。
受注生産なので12月のライブには間に合わないけれど、
その次のライブで着させていただきます。

sneeuwの素敵な空気感をまとって
私もふうわりと、でも力強く歌ってみたい。

詳しくはコチラ
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聖子ちゃんに振り向いてもらったところをパチリ。
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by sorapis | 2010-11-03 23:41 | Review:カルチャー

Tokyo Designers Week

秋になると、あちこちの雑誌でアート特集が組まれる。
昨年までは嫌でも様々なイベントのDMを目にしていたので、
仕事の合間を縫ってはあれこれと出かけていた。

が、いったんそういった現場から離れてしまうと、
アート系の情報にとんと疎くなってしまう。
意識的に自らアクセスしておかないと
数ヶ月も経ってから「これ、やってたの!?」と
悔やんでも悔やみ切れないという事態を招く。

現実には、どうにも悔し涙ばかり流している(涙)。
そんな中で、今年も楽しみにしていたTokyo Designers Week。
お目当てはOyadicaの椅子である。
OyadicaのBUTTON: BOOK COVERは、
長いこと浮気もせずに愛用中だが、
プレゼントとしても利用させてもらっている。
さりげない配色や革の手触り、
心憎い気配りやらさりげないセンスが、
巷に溢れるブックカバーとは一線を画している。

今年は一体どんなものを作るんだろう?とワクワク。
会場をグルグルした後、果たしてそれはあった。

うぅ、、やっぱりカッコイイ。
悔しくなるくらい、Oyadicaの創るものはカッコイイ。
アルミ板なのに、疑いたくなるくらい美しい曲線、
そして優しい座り心地。
硬い椅子がどうにも苦手な私でも全然大丈夫。

この椅子、分解できるのだけれど、
箱に入った姿の品の良いこと。
そのまま、壁に展示したら?と思ってしまう。

個人的には、メタリックの中にマゼンタの差し色がツボ。
こんな椅子が似合う家って、どんなに素敵だろう。

先日行ったsneeuwにしてもそうなのだが、
作品はデザイナーさん達をくっきりと映し出していることに驚く。
Oyadicaの椅子がまとう、背筋が伸びるような清潔感。
まさにOyadicaのお二人そのものだ。

本人たちが意図しているいないに関わらず、
クリエイター自身が作品に映し込まれる。
それゆに、作品は唯一のものとして存在するのだろう。
そう言ってしまうのは、あまりに安易だろうか。
いや、他の誰でもない、まさに「その人らしい!」って
素晴らしいことだと思うのだけど。

るりかけすの歌も、ちゃんと「るりかけすの歌」になってるかなぁ。

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了解を頂いて撮らせて頂いたcyclops。
るりかけすの歌のタイトルの殆どを担うヤーシャ氏、ここでも名付け親にちょっぴり参加させて頂いたそうな。
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by sorapis | 2010-11-01 00:46 | Review:カルチャー

太くて長い!!!!


とうとう、念願のドイツ産ホワイトアスパラガスを食す機会に恵まれた。
何と1本1,000円である。

念を押すが、1本の値段。
大きいとはいえ、1本だ(くどいけれど)。

ドイツをはじめとするマーケットで売られているのを幾度となく目にして来たが、
その価格を見ると、どうしても炭水化物値段に換算してしまう貧乏性な私。

それが、先日足繁く通ってしまうドイツ料理の「葡萄屋」さんで、
とうとう、食べることができたのである。
その感激だけでもお腹いっぱいなのだが、
また時を忘れるほど大好きな友人と食すホワイトアスパラというのが
さらに良い。

オランデーヌソースは、卵の黄身をそのままペーストにしたのかと思う位に
卵の黄身色。
恐らくレシピとしてはエシャロットや白ワイン、ビネガー、バター、レモンあたり。
いつぞやだったか、オランデーヌソースだけ作ってみたことがある。
その時より、だいぶビネガーが効いていた。

一口含むと、じゅわ〜っと汁が口いっぱいに広がる。
アスパラも大方は水分で出来ているのだと、
当たり前のことを思いながら黙々と食べる。

もしかすると、モノによってはもっと甘味もあったりするのかな。

満足、満足。
お腹も心も満たされた至福の時間。

cookeryさん、ありがとうございました!!

写真レポはしばしお待ちを。
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by sorapis | 2010-06-15 03:40 | Review:カルチャー

シンガーソングライターるりかけすの山と本とサブカルな日々の話。
by sorapis
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