るりかけすの空は

レポート『交錯する視線』Irish modern poetry reading


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2013年3月24日(日)にゲートシティ大崎大ホールにて行われた、アイルランド現代詩アンソロジーのPoetry readingのレポートです。
(写真を入手できたのが、公演から2ヶ月も過ぎた今頃でアップが遅れてしまいました。後ほど動画もアップできる予定なので、もうしばらくお待ち下さい)

今回は音と音楽、声(朗読)のみで、何を聴き手に想起させることができるかという試み。
しかも、いつものようにライブの間に挟み込むという形式ではなく、歌なしの朗読と音楽のみで構成された初のステージでした。
まったく共通点のない10作の詩編を、どこかで、何気なく交わるひとつの物語になるように選びました。
その中には、友人であり、現代アイルランド詩を代表する女性詩人シネイド・モリシーの作品から、これまでのライブでも取り上げてきたヌーラ・二ゴールの幻想的な詩、W・B・イエイツやシェイマス・ヒーニーの作品まで多岐に渡りました。

抽象的なことを詠んでいることが多い現代詩を耳から聴くだけで何らかののイメージを持っていただくということは非常に大きな挑戦でしたが、終了後に皆さんからいただいた素晴らしく刺激的でもったいないほどのコメントを多く寄せていただいて、期待以上の成果を得ることができたと思っています。
むしろ、普段詩に接すること機会がほとんどない方々が書いて下さった、とびきり詩的な言葉の数々に感動しました。

歌詞は自分のものでも暗記できないくせに、詩の朗読となるとあっという間に暗唱できてしまう不思議な特技がありますが、それだけに歌の時にはないのびやかさを持って朗読を楽しませていただきました。そして、言葉の持つリズムと力を改めて感じたひとときでもありました。
朗読に続くトークの時間は、詩に持たれがちな苦手意識を払拭できるように、自身も詩人であり、詩の研究を専門とされている佐藤さんに様々な視点から質問してみましたが、やはり全然時間が足りませんでした(笑)。

「打てば響く」ようなセンスをもって、私たちが求める音に応えてくださった音響の伊藤さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。ゲートシティは本来「会議場」なのですが、この慣れない大会場で、機転を効かせた素晴らしい音響を聴かせて下さいました。

また、近い将来に、このような試みを、カフェのような場所からも発信していけたら素敵だなと思っています。
のんびりとお待ちいただけましたら幸いです。
沢山のご来場、ありがとうございました。

朗読・脚本・音楽:芦部美和子(るりかけす)
朗読・翻訳・音楽:佐藤泰人
音響:伊藤貴信

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by sorapis | 2013-05-30 21:11 | Report:ライブレポ

シンガーソングライターるりかけすの山と本とサブカルな日々の話。
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